不器用な悪女2
あの冴えない女が姫になるのが納得いかないんだろう。




だけど自分たちの尊敬する怜の気に入ってるやつを侮辱するわけにはいかないため声には出さず口を噤んでいる。




見た目で人を決めるのはよくないが俺も初めて見た時は地味なやつだと思った。





「、、、俺は、瑞姫さんが怜さんの女になって、俺たちの守る姫にもなるんだと、そう思ってたんです。」




しん、とした中にひとりの男がつぶやく。



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