不器用な悪女2
一歩踏み出す。



そういえばここ女子トイレじゃん。女子トイレに入るなんて最初で最後かもな。なんて、ふざけたことを考えながら星野亜美と瑞姫の間に入る。




「はいストップ」






急に現れた俺にみんな驚いている様子だ。






「陸さん、、、」






彼女がいつもと違うか細い声でいう。





俺の名前覚えていたのか。





名前を呼ばれただけで舞い上がってしまう俺はどうかしているだろうか。
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