不器用な悪女2
どちらも混乱していて沈黙が続く中口を開く。
「亜美がトイレいくって言ってしばらく帰って来ないから行ってみたらいじめられてたんだ。」
「は?それほんとか?瑞姫が??」
怜はさっきの比ではないくらいに驚いていた。
それもそうだろう。瑞姫がそのようなことをするやつじゃないということくらい分かりきっているからだ。
「ほんとです。」
瑞姫ははっきりと答えた。
隠しているつもりなのかもしれないが苦しそうな顔をしている。
「お前なんでだよ!!!」
怜は困惑しているようでそう怒鳴るようにいうと瑞姫を突き飛ばした。
「いった、、、」