不器用な悪女2



「怜が好きな子ができたからって一方的に切ったりするからこうやって不満のある子がでてくるんじゃん。きちんと話し合わないと。」





そう言うと怜は苦虫を潰したような顔をした。





「、、、瑞姫悪かった。俺は亜美が好きなんだ。そのせいで一方的に切ったりして。本当に悪かった。」





そういい頭を下げた。




そんな怜の姿を見て、言葉を聞いて、一瞬苦しそうな顔をしたものの穏やかな顔をして






「前の怜さんならそんなことしなかったのに、、、ほんとうに彼女が好きなんですね。」






そう言い一筋の涙を流した。






「あぁ。愛してる。」







笑顔でその言葉を言う怜を見ている瑞姫は今までで一番綺麗で、儚かった。




< 46 / 52 >

この作品をシェア

pagetop