不器用な悪女2
瑞姫は少し考えて
「いいですよ。すぐそこに公園があるので公園で話しましょう。」
と言い歩き出した。
俺もバイクを押しながら瑞姫の隣に並び歩く。
無言が続くが気まずい雰囲気では無い。
無言のまま5分ほど歩くと公園へ着いた。バイクを止めると公園の中にあるベンチへ座る。
「少し待ってて」
そう言って自動販売機で飲み物を買いに行く。
瑞姫はオレンジジュースが好きだったはずだ。
よくオレンジジュースを飲んでいるのを見ていたのでオレンジジュースと俺の好きなミルクティーを買う。