呪われた恋
学校の噂
「ねぇ鏡ヶ丘高校の七不思議って知ってる?」




中学時代からの親友、 沢村 彩音(さわむら あやね)といつもの様にお昼時間を過ごしていた。




「え、七不思議?…あぁーなんか翔(かける)が言ってた気がする」



「あぁー上城「かみしろ)君?そういうの好きだもんね!」



「確かにね、でも急にどしたの?」



「だって夏だよ?夏といったら都市伝説とか七不思議とかでしょっ!」



「まぁそうだけど…他にもあるじゃない?」



「何があるの?」彩音は首を横にかしげながら私に尋ねた。



「えっと…夏祭りとか花火大会とか水着選びとか…いろいろあるでしょ!」



「最後のって夏の特別なイベントなの?ていうか全部リア充イベントじゃん!
リア充なんか消えてしまえばいい………」



「声に出てるわよ、しかも私も一応リア充なんだけど…?」



「梨那(りな)は許す!!」



「全国のリア充に今すぐ謝りなさい」



「なんでっ!?…話戻るけどさ七不思議って面白そうじゃない?」



「あんまりそういうのはしない方が身のためよ」



「わっ分かってるよ!ていうかしないよ!!」



「そっか…ってもうこんな時間!?お昼時間終わっちゃう!ほら教室戻ろう?」



「うん!ねぇ今日も上城君と帰るの?」私の前に回り込んできた。



「まぁ約束してるしね」



「たまには私とデートしてよ!!」少し頰を膨らませていた。



「いつかねー」



「えー?なんでー」



やっぱり彩音といるのはすごく楽しい。だけど…やっぱり翔とが1番いい。








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