呪われた恋
「おーい!梨那帰ろうぜ」



「もう…遅いよ翔!」放課後の校庭は夕日に照らされて綺麗だった。



「しょうがねーだろ…部活が忙しいんだから」



「分かってるよっ!」



「ん?なんだ?あっ寂しかったんだなぁ」



「ちっ違うし!…バーカッ」



「素直じゃないんだな」



「うっさい………」



「そういえばさ、前七不思議の話したろ?」



「え?あ、うん」



「絶対七不思議を調べようとか…すんなよ、いいな?」


「…わかった」



これからあんな事が起きるだなんて全く想像していなかった。




これから自分がどうなるのか



これからの恐怖を知らなかった。



「ずっとそばにいさせて……」
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