びっぐふぁみりー
学校に着き、受付をし、クラス分けを見るとAからFクラスある中であたしはAクラスだった。

Aから成績のいい順に分けられているらしい。

教室に行くとほとんどの子がもう来ていて、黒板に座席表が書いてあったので、あたしたは自分の席に座った。


一人でぼーっと座っていると隣の席の女の子が声かけてくれた。

「あたし、長岡佐緒里ってゆうの。よろしくね。」

「あっ、あたしは佐藤亞唯。こちらこそよろしく」

「あいってよんでいい?」

「うん。あっ、長岡さんはなんて呼ばれてた?」

「うーん…さおりとかさおりんとかさおかな?」

「じゃあ、さおってよんでいいかな?」

「全然、いいよー」


さおは少し話した感じだと、ボーイッシュなさっぱりした子だなと思った。


あたしたちはすぐに携帯のアドレスを交換した。
< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop