審神者、始めました
 そんなこんなで、ボスが居ると思われる場所までノーダメージでやって来た私達。
 こ「よく無傷でボスマスまで、行けましたね」
 こんのすけもビックリらしい。
 歩『敵さん、弱いんだもん。それより、この時代の人達に見つかってないよね?』
 加「大丈夫。自分達の戦いで、旧幕府軍や新選組の奴らは手一杯だからね」
 ならいい。さて、一気に片付けるか!
 歩『今ちゃん。偵察をお願い』
 今「奇襲ですね!まかせてください」
 三「主よ、いい判断をしたな。今剣達を始めとする短刀や脇差は、機動力と隠蔽力が高い故、偵察には打ってつけだ」
 加「屋内戦や夜戦にも、持ってこいだよ!」
 豆知識をありがとう。三日月様、清光!





 しばらくして、今ちゃんが偵察から戻ってきた。
 今「敵はおうたいじんです」
 歩『了解。なら、こちらは有利な鶴翼陣を展開!一気に敵の首魁を叩く!』
 “白蓮”を引き抜き、敵の本陣に攻め込むと敵の首魁と思われる脇差が私と対峙した。
 歩『敵の大将は、私に殺らせて?終わり次第、皆の援護に入るから』
 三「あい分かった。無理はせぬ様にな?」
 歩『三日月様もね?』
 




 歩『テヤァッ!』
 加「オラオラオラー!」
 今「アハッ、うえですよ!」
 三「はいッ!」
 確実に相手を伸していく私達。だけど、清光の動きが少し、鈍くなっている。
 加「ぐっ・・・!」
 ついに、清光が負傷。続いて今ちゃんと三日月様も負傷してしまった。でも3人が奮闘してくれたお陰で、残りの敵は1体だけだ。
 歩『お疲れ様。少し休んで?残りの敵は、私に任せて?』
 加「主?」
 今の今まで準備運動も兼ねてたからね、本気で行かせて貰うよ。
 歩『一騎討ちか・・・。鎌倉時代じゃあるまいしね!』
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