審神者、始めました
 そして、報告会当日。
 歩『よし、じゃあ行ってくるね。鯰尾・兼定、お供をお願いね』
 鯰・兼「「はーい(おう)」」
 ふと、懐に重さを感じて手を入れてみると、刀の状態の今ちゃんがいた。
 歩『これ今ちゃん。何で私の懐に入ってるの?』
 今(三日月さんと岩融にたのまれたんです、主さまをかわりにしっかりまもってくれって)
 ・・・本当にマイペースで過保護だな、三条派!






 兼「ここが、外の世界か。変われば変わるもんだな」
 今(わぁー、はじめてみるものばかりですね)
 歩『こら、はしゃがない。鯰尾と兼定には姿を消す術を施すからね?・・・“隠”』
 一般人に見られると、混乱の元だ。





 笹「やあ久し振り、歩弥さん」
 歩『お久し振りです、笹塚さん。加賀国の審神者・神原。命に従い、只今罷りこしました』
 時の政府に着き、笹塚さんに軽く挨拶を交わす。自らの本丸がある国の名を告げ、出席の意志を示す。
 
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