審神者、始めました
鯰「姉・・・さん?」
懐かしい声が響いたと同時、私は審神者の盛装である白い狩衣の袖を広げた。
歩『正哉。久し振りね』
そう。今の生活を始める前の場所、つまり母さんの実家に足を運んだのだ。
歩(兼定と鯰尾には、術をかけて姿を見えなくしてあるし、名前も聞かれなくしてある)
刀剣男士に本名を聞かれる事は、魂を縛られる事と同じ。今の生活を守らなければ。
?・正「姉様、歴史をまもってるって政府の役人さんが言ってたけど、本当?」
歩『そうよ。今日は政府が主催する報告会の日でね、帰りに寄ったの』
鯰「主様の弟さん、可愛らしいですね。和泉守さん」
兼「そうだな。粟田口の短刀達が言ってたのが、理解できたぜ」
ひそひそ話、聞こえてるわよ。二刀(ふたり)共。
正「母さん、姉さんが帰ってきた~!」
母「あゆが?!」
母さん、変わってないなー。後ろにいる兼定と鯰尾が呆気に取られているのが、気配で分かる。
懐かしい声が響いたと同時、私は審神者の盛装である白い狩衣の袖を広げた。
歩『正哉。久し振りね』
そう。今の生活を始める前の場所、つまり母さんの実家に足を運んだのだ。
歩(兼定と鯰尾には、術をかけて姿を見えなくしてあるし、名前も聞かれなくしてある)
刀剣男士に本名を聞かれる事は、魂を縛られる事と同じ。今の生活を守らなければ。
?・正「姉様、歴史をまもってるって政府の役人さんが言ってたけど、本当?」
歩『そうよ。今日は政府が主催する報告会の日でね、帰りに寄ったの』
鯰「主様の弟さん、可愛らしいですね。和泉守さん」
兼「そうだな。粟田口の短刀達が言ってたのが、理解できたぜ」
ひそひそ話、聞こえてるわよ。二刀(ふたり)共。
正「母さん、姉さんが帰ってきた~!」
母「あゆが?!」
母さん、変わってないなー。後ろにいる兼定と鯰尾が呆気に取られているのが、気配で分かる。