信愛なる君へ
「まあ、酒が入ると本性というかなんというか、でるからな。ヒデはクソ真面目だよ。『お酒が入った時だけ』、な」

「氷雨〜!1人強いからってこの野郎〜!
そんなやつは二次会に巻き込みだ!飲み直すぞ!」

「いいけどヒデ、お前明日締め切りの研究課題あったんじゃないか?」

「大丈夫、なんとかする。
よし、女性陣を送ってから行くぞ〜」

「私が責任持って咲笑と紡を送るからいいのに」

「…華、お前だって危ないだろ。俺たちが送るって言ってるんだから送る」

「氷雨………ありがとう」


そうして華さん、紡、私は氷雨さんとヒデさんに駅まで送られ、それぞれの帰路についた。








「今日、楽しかったね〜」

「だね〜、いい先輩たちで安心したよ」



帰りの電車、紡と私は今日の感想を話し合っていた。

ちなみに華さんは路線が違ったので、駅でお別れだ。



「それより氷雨さん!」

「えっ?」



私は氷雨さんの名前を出され、ドキッとする。







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