愛は尊い


あの時みたいな恐怖はない
一緒に暮らし
時間は違えど
一緒のベットで眠りについている仲

私たちは、これでも夫婦だ



『…操さんっ』


何を伝えて良いか
どう伝えて良いかわからない
けど、これじゃダメだと伝えたい
が、操さんはそんな私を無視をし
覆いかぶさってきた


強い力で抵抗していた両手を拘束され
パジャマの中へと侵入した手
食事を済ませたからといっても
お風呂に入っていない
操さんの手は冷たい
冷たい手にビクッと身体が反応する



「俺には時間がない。さっさと子供を宿せ、泣いてばかりの子供相手も疲れる」


そう言って操さんは私の身体に
顔を埋めていった
抵抗していたチカラはもうない
私が抵抗しないとわかったのか
拘束しといた手が離れていった


あとは、ただ終わるのを
じっと耐えるだけ
2回目とはいえ、痛い
やっぱり…操さんとは
分かり合えないのだろうかと涙した


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