愛は尊い



最後に案内されたドアは寝室
勝田さんはプライベートな場所だからと言って、掃除以外は入らないという
その掃除も嘉賀様に指示されないとしないと聞いた


ドアを開け、中へ入るが
それは驚くばかり…
何人寝れるのだろうという大きなベットだが、一人寝るスペース以外は本や書類らしき紙が雑に置かれている


もちろん本棚や机もあるが
本棚に入りきらないほどの本
机もパソコンが置かれていたりと
こんなところでよく寝れるな?と思うくらい、散らかっていた



片付ける?
ベットの上に置かれた本に触れようとしたが、それをしてはいけない気がして
仕方がなく、私はそのまま寝室を出た



部屋を出ると
勝田さんが凄いでしょ?とクスクス笑いながらお茶にしましょう、と
誘ってくれた


そのティータイムで
少しだけ嘉賀様のことを話してくれた


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