愛は尊い


あと1ヶ月…
この1ヶ月をどう過ごそうか
本来なら最後の休みを満喫するはずだったが、そうもいかなさそうだ


どうしよう…と頭を抱える
1ヶ月だけのアルバイト
なんて有るだろうか?


どうしようかと悩んでいると
何やら両親の恋が聞こえてきた
何を話しているのかは聞き取れないが
お母さんの声が感情的になっているのはわかった


私にできる事なんて限られている
なら、それをするだけだ





「音、今から出かけなさい。早くっ!」


血相変えて現れたのはお母さん
叩き起こされた私は目をこすりながら
また眠ろうとした
音っ!と腕を引っ張られ起こされた


『何なの?こんな朝っぱらから!』


急いでいるのか
お母さんはクローゼットから
適当に服を出してきた
訳がわからないまま
着替え、リビングへ降りた


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