甘い誘惑
「やっと起きた!」

そこには怒ったなぎの姿が。

「ど、どした?」

あたしが聞くと

「どした?じゃないわよ!
寝るの早すぎッ!
せっかく遊びにきたのに…。」

「ごめんごめん」

あたしは髪の毛を整えながら言った。

「でもあんな叫ぶことないじゃん。
マジ心臓止まるかと思った」

いやマジで…
超びっくりしたし。

「はあ?
いくら私が呼んでも起きなかったからじゃない!」

え?

ってことはあの声はなぎだったんだ…。

「ははッはははッ」

笑ってごまかすあたし。
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