明日を見て 〜頑張れ、横山!〜
いつか
と、無理やり家を追い出されたので、そのまま家に帰り、シャワーを浴びる。

季節はまだ、春。
冷たい水を頭から被れば、頭は冷える訳で……。

「責任か……」

確かにそー思われても仕方ない状況だったけど、
そんなんじゃなくて、
瑠花さんを抱いた手を見つめ、思い出すのは、あの綺麗で可愛い天使の顔。

そして、最中の……あの言葉。

「辰巳、お願い……」

あの顔で、あの声で、お願いなんて、どんだけ狂わす気かよ!


「はぁー。」
だめだ。とりあえず寝よ。

着替えて、そのまま部屋に戻れは、メールのライトの点滅。


開けれは、それは瑠花さんじゃなくて……

「弟かよ!」

って、俺瑠花さんの番号さえ知らねーじゃん。
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