next stop...
「え?恥ずかしい?んなことないよ。俺は友達のこと思って年上に怒鳴るってすげ~っておもったもん。それ吉川のイイとこなんじゃねーの?うまくいえね~けど。」

「あ...ありがとうございます///」
「え?なんでお礼??」

多分アタシいま真っ赤だ...
隣を見てももう、あっという間に空は暗くて
サワ先輩の顔は見えない。
なんだか沈黙してしまった。

さっき言われた一言でアタシの頭は湯気が出ている

それ吉川のイイとこなんじゃねーの?

サワ先輩にとってはてだの会話かもしれない。
でも
でもね?サワ先輩のことが好きなアタシにとては
とてもとっても特別な一言なんだよ?

地下道に下りて駅の改札へ向かう。

「吉川~定期定期!」

「え?あ!?」

気がつくともう駅。
定期をだすのを忘れていた。
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