next stop...
覚悟しといて先輩!
なぁ~んて思ったからには勝負
ここで決めなきゃ!

さっきまでドキドキしていたサワ先輩の学ランの袖への感覚は、もうなくて
代わりに、勇気がみなぎってっていた。

サワ先輩との接点。
最初はただ見ているだけ、本当になにもなかった。
だけどあの日アタシが駐輪場で気絶してから...
奇跡がおこった様に世界が変わった。
サワ先輩と話せるようになった!
サワ先輩が名前を覚えてくれた。

きっとコレは運命ってもんなのでしょう!
保障はないけど、アタシが運命って思うなら運命でいいじゃん!

振られても気にしない。
リセットして再チャレンジする!
絶対絶対、振り向かせてやるんだからね!

‘一生に一度の恋‘ってきっと、サワ先輩への今の気持ちの事なんでしょう!

だからだから...
大きく息を吸い込んだ。
「アタシサワ先輩が好きです!」
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