next stop...
キーンコーンカーンコーン...

チャイムで皆が同時にノートを閉じる。

「コラー!!先生が終わると言ってからノートを閉じなさい!」

ぅお~先生おこった!
それにしても凄い迫力だね。

みんなお構いなしに席を立つ。

「きりーつ。れーい。」
学級委員の合図で授業が終わる。

俺はノートをしまい、体操着を持って、翔太の席へ急ぐ。
「翔太っ急げ!」
「おう。ってか何急いでるんだよ?」

声に出すと気づかれそうだから俺は口パクで

“坂口”と言った。

“そうか。”と翔太も頷いて、急いで更衣室に向かった。

男子更衣室

ここはかなり汗臭い。
更衣室にはまだ誰もいないようだ。

ってことは...。

翔太と恐る恐るドアを開ける。

『クサッ!!』
「樹、樹、換気!」
「お...おう!」
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