next stop...
「告られてから俺は吉川のこと好きなのかもって気づいてさ。」
「で?」
「はっきり好きって解んないのにオッケーなんて言えなくて。」
「じゃあ...樹。」
「もう少し待ってって言っちゃった訳!」
ちょっと沈黙が入った。やっぱこんな事言わないほうがよかった?
「お前、すげーウブだよ!樹!そんなの好きに決まってんじゃん!」
「おう。ずっと考えてて...朝からボーっとしちゃってさ。」
「てことは、両想いじゃん。問題は坂口だな。」
「だな。でも俺、坂口がいなかったら多分、恋愛とか全く関係なしだったと思う。」
「いいこと言うじゃん。でも、早くはっきりさせないとさ。美和ちゃん可愛いからとられるぞ。」
「うん。」
結局は俺、自覚がなかっただけだったんだよな。
吉川があの日...駐輪場で気絶したとき...
俺はとっくに吉川が好きだったんだ。
だってそうじゃなきゃ、俺助けた後に一緒に電車乗ったりしねえし!!
本当...鈍感。
俺って...うぶい。
吉川、こんな俺に告ってくれてありがとう。
「な~に浸ってんだよ?」
翔太に突っ込まれて
「うっせ~浸ってたって良いだろぉ~!」
なんて言い返して。
いつもと違う初めての昼休み。
「で?」
「はっきり好きって解んないのにオッケーなんて言えなくて。」
「じゃあ...樹。」
「もう少し待ってって言っちゃった訳!」
ちょっと沈黙が入った。やっぱこんな事言わないほうがよかった?
「お前、すげーウブだよ!樹!そんなの好きに決まってんじゃん!」
「おう。ずっと考えてて...朝からボーっとしちゃってさ。」
「てことは、両想いじゃん。問題は坂口だな。」
「だな。でも俺、坂口がいなかったら多分、恋愛とか全く関係なしだったと思う。」
「いいこと言うじゃん。でも、早くはっきりさせないとさ。美和ちゃん可愛いからとられるぞ。」
「うん。」
結局は俺、自覚がなかっただけだったんだよな。
吉川があの日...駐輪場で気絶したとき...
俺はとっくに吉川が好きだったんだ。
だってそうじゃなきゃ、俺助けた後に一緒に電車乗ったりしねえし!!
本当...鈍感。
俺って...うぶい。
吉川、こんな俺に告ってくれてありがとう。
「な~に浸ってんだよ?」
翔太に突っ込まれて
「うっせ~浸ってたって良いだろぉ~!」
なんて言い返して。
いつもと違う初めての昼休み。