next stop...
さっきから十分くらいたったかな。

....来ない。

もう、吉川も来ないかも。

「翔太~俺かえ...」

---その時だった

「あ~来た来た!おぉ!美和ちゃんもおる!」
「え?」

校門に目を移した。

デカイ学校の校門から出てきた二人の学生。
一人はロングヘアでお嬢っぽい。

もう一人は...
見覚えのあるショートヘア。
吉川じゃん!!

「優衣っ」
嬉しそうに翔太が手を振って、そして少し話してから二人が走ってきた。

「翔太君っ、ごめんね待たせて」
「いえいえっ。村上さん!アタシのせいなんです~!優衣が掃除当番待ってくれてて...」
「ああ。いいよ気にしないで。てか、優衣はおれと帰るけど美和ちゃん一人だろ?」
「...?はい。」
「そこで俺はっ、救世主を連れてきました~!」
『え?』
「じゃ~ん!樹君で~す!」
「ぇええええ!ウソッ!サワ先輩?」
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