next stop...
後ろの方で何か言いかけた先生を無視して走り出した。

優衣が待ってるんだ~!!
急いでかばんを持って、優衣の待つロッカーへ走った。
「いたっ」
「すいませんっ」

誰かにぶつかった。
でも...でも今は急いでるんです~!!

階段を猛スピードで降りた。
あと一階。

後三段。

優衣が待ってるはず。
あ、あのロッカーに寄りかかってるのがそうかな?

「優衣っ!!」
「あ、美和ちゃん~!!」
「ごめッ遅くなっちゃった~!」
「ううん。今、翔太くんついたんだって。」
「嘘ぉ!じゃあ急がなきゃ!!ほらほら、優衣先行って~!!」
「美和ちゃん大丈夫だよ~それになんか美和ちゃんにも用事があるって!」
「用事?」
「うんっ!!」
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