next stop...
本当わかんねー。
俺って初心者マークだな。
とにかく言おうっ!!


「あ、あのさ吉川?」
「はい?」
「バレンタインの前にさ、メアド教えてくんねーかな?」

い...言えたっ!!

驚いたような顔の吉川、
や...無理だったらいいんだ。
ちょっと凹む...けど...さ。

「いいんですか??」
「俺が聞きたいんですけど...。」
「もちろんです!!そうだそうだケータイ!!先輩もケータイ!!」
「え...ああ。」
「アタシ、送信でいいですか?」
「お...おう。」
「じゃ、送りますよ~」
「はいっ。」
慌ててケータイを開いた。
赤外線受信ボタンを押す。

はいって俺、立場違うよな。

赤外線受信って意外と早かった。
しかも凄く手が震えて、ケータイ落としそうだし...。
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