next stop...
「先輩、なんか試しにメールしていいですか?」
「えっこの距離で?いいけど。」
「えへへ。やった~じゃ先輩、見ないでくださいよ??」
「わかったよ。じゃ俺も打つから、お互い受信したら同時に読もうか?」
「はいっ!!」

さっきとは嘘のように、いつもの明るい吉川に戻っていた。
うーん...
なにを打とうか...?

いつも素っ気無い感じだかんな...

確かこの前も、

{初メール、澤田 樹。}

ってかいて終わったような...。

さすがにそれじゃマズイだろ??

しかもメールってしっかりデータが残るし。
う~ん...。

チラッと吉川を見た。
すっげー嬉しそうなんだけど...。
もし彼女になってくれたら、絶対大事にすんだけどな。
いつから俺、そんな事考えるようになったんだ??
わかんねーけど、とにかく吉川のこと好きなんだよな?

吉川は、俺のことまだ好きでいてくれてるのかな??

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