桃色恋模様
「うわ~。終わった。」
今日もお疲れ様です。凛。
時計を見ると、7時40分。
そろそろ卓の授業が終わるころ♪
早速廊下がざわざわし始める。
アタシも急いで廊下にでて、走って下駄箱に行って、卓の靴を確認する。
よし。今日もいる。
アタシは先生からの呼び出しで、こっぴどくしかられた時があって。
時計を見ると、もう8時。
当たり前に卓はいなくて。
それからアタシは、とにかく卓に逃げられないように、必死なんです。
「あ。楠さん。」
アタシの靴を取るべく、下駄箱へ行くと、クラスメートの・・・誰だっけ?
「あの、時間ありますか?」
「あ、えっと、ありません。じゃあ!」
早くしなくちゃ、卓が帰っちゃう・・・のに。
「好きです。付き合ってもらえませんか?」
・・おいおい。
無いでしょ。
アタシ時間無いんだってば!!
「ごめんなさい。アタシ帰るんで。」
そう言ってるのに。
「待ってください!!」
なんて、アタシの腕を掴むし。