空の向こう


腰に手を当てながら登校する私。

まるで老人・・・いや、お婆さんみたい・・・

まじで痛い~

何とかバス停まで歩いた。


「嘘・・・」


思わず漏れてしまった声

私の目の前に写る光景

バスの中満員!!!

どうすんのよぉ~汗

やっぱ良いことない~;

と思ってたら、窓側席が空いてた♪

ラッキ~☆

そこまで歩いて座った。

しかも窓側だし!最高の席じゃん!

座って一息ついた。そしたら横に誰か

座った。チラッと横目で見てみた。

かなり顔は整っていて格好良いし髪サラサラ!

しかも同じ学校の制服。

ボケーッと見ていた。


「何見てんだよ」

「な゙ッ・・・!みっ見てません」

とっさに言い返した。顔がいっきに赤くなる。

「嘘つけ。こんなアホ面して見てたぞ」



笑った・・・。

めっちゃ格好良いんですけど!?

この笑顔ずっと頭に焼きついて消えない。



「あっアホ面って何よ!そんな顔じゃないもん!」

「うっせぇなぁ~アホ面」

「何回も何回も!私はアホ面じゃなくて桜田柊なの!このハゲ!!」

私はムキになって言い返した。

「なにッ!?俺はハゲじゃねぇよ!斎藤修だよ!」

「「え・・・?」」

二人の声がハモった。








< 3 / 11 >

この作品をシェア

pagetop