永遠の恋
周囲の目線が痛い。
無意識のうちに、道の真ん中で大声を出していた。
「そんな大声で言わなくても、ちゃんと聞こえてるから笑」
彼女の一言に照れるしかない僕。
「じゃ、行こっか?」
いつの間にか立場が逆転していて、僕の手は彼女に引っ張られた。
それじゃあ面目丸つぶれだと思い、僕はすかさず彼女の腕を掴み、カフェへと連れていった。
彼女の腕は細く、力を入れると壊れてしまいそうなほどか弱く感じられた。