赤色電車普通あなた行き
本音
私の本当の姿を知っている人は多くない。
当たり前のことだけど。
私は私を知ってほしいのだろうか、知られたくないのだろうか。
私のこと知ったようなことを言う人がいれば反論したくなるし、私を想ってくれる人には隠したくなる。
やっぱり、ひねくれてるのかな。
でも当たり前な感情である気もする。
多分思うのだけれど、どうでもいい人にはどう思われても関係ないから言いたくなるのだろう。
けれど大切な人はきっとつらくてもそれを受け入れて抱えてしまうし、同じ荷物を持とうとしてくれてしまうから躊躇してしまうのだ。
自分だけすっきりしたような顔をして、大切な人の笑顔を奪うのは許せない。
だけどそんなことばかりやっていると、時々無人島にでも行って独りきりになって、考えたいだけ考えて、叫びたいという衝動に駆られる。