名のない手紙
そう言ったすみれの顔は耳まで赤くて清は笑みを溢した

そして、すみれの耳元に口づけて低くそれであって艶のある声で囁いた


「すみれ、それはお互い様。」


その声にすみれは顔を赤くして耳を塞いだ


「清....さん?」

「清、だろ?」


またまた耳元で囁かれ真っ赤になっているすみれを見て

清は切なげに目を伏せた


「これだからホント恋愛は...」


そう呟いて清はすみれを抱き締めた

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