私って、男運がないと思うんです
「ほんとバカだね。だからあんたの場合、男運というより、完全見る目でしょ。バカ同士、若月とお似合いかもしんないけどね」
茶化す亜紀に
「真弘とは、もうないよ。正直プロポーズされて、真弘といると居心地いいし結婚するのもいいかなと思ったけど、そういうんじゃないってわかったんだよね」
「まぁ、はっきりしたならいいかもだけど。最低男に時間使うとか無駄だよ。30前になって後悔しても知らないよ」
「そんな怖いこと言わないでよ。リアルに想像できるから余計ヤダー」
思わず頭を抱えた。