私って、男運がないと思うんです


「で、うまくいった?」

翌日いつもの定食屋さんで岡田さんとランチを食べていた。

「岡田さん、ほんとに、ありがとうございました」

お箸をおいて、改めて岡田さんにお礼を言うと

「ナイスアシストでしょ。ま、でも、このまま続くとも限んないしね」

爽やかな顔をしながら意地悪なことを言ってくる。

「そんなこと言わないでくださいよー」

「だって、あの人ほとんどこっちいないし付き合ってるって言っても、咲季ちゃん俺と一緒にいる時間の方が多いでしょ」
とニヤニヤする岡田さん。



「いえ実はそれが、引越して来いって・・」


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