私って、男運がないと思うんです


「咲季ちゃん、次回ブレストするから、資料整理とテーマ案いくつかよろしくね」


あくまで小間使い的役割をイメージしていたのに
どうやら岡田さんの思惑は違ったようで。。。


「咲季ちゃん、戦力として期待してるから。よろしくね」


森さんも追い打ちをかけてくる。


この人たちの仕事をそばで見れるなんてラッキー、と軽い気持ちでいたのに一気に緊張感が襲ってきた。

「岡田さん・・・」


「そんな顔するなって。今回は周年っていうことしか設定されてないでしょ。だからターゲットをどこに置くか、からこっちの自由。打合せの回数増えちゃうけど丁寧に進めたいんだ。一緒にやるぞ。」


そう言って、乱暴に私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。


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