私って、男運がないと思うんです
他の打合せで動けない岡田さんを置いて
森さんと2人で訪れたのは陽さんの事務所。
「で、コンペ用に俺に2シーン、撮れと」
「そう。他のはありもののダミーで組んじゃえばいいんだけど、この2シーンはちゃんとしたクオリティで勝負したいんだよ」
そう身を乗り出して話す森さん。
「俺に撮らせるからには絶対勝てよ」
「当たり前だろ」
この日も、ものの15分で話がまとまり
翌週のスケジュールを無理矢理あけてくれることになった。