私って、男運がないと思うんです
「ここって?」
「ん?うち。事務所とは別だから」
と私の疑問に答えつつ
「まだまだ余裕あるじゃん」
と部屋に入った途端、私の着ていたジャケットを脱がしながら首筋に噛みついて来た。
「あっ」声にならない叫びをあげると
ニヤリと笑った陽さんに抱えられ、ベッドに落とされた。
また深いキスがはじまったが、今度はとっても甘かった。
こっちの反応を探るように動く舌に
たまらず「んっ」と声がもれた。
すると、陽さんは一気にカットソーを脱がせにかかり
身体のラインをなでながら、耳たぶを啄み
「俺も脱がしてよ」とささやいてきた。
白いシャツのボタンに手をかけても
胸に与えらる刺激に反応してしまって上手く脱がすことができない。
その様子を見た陽さんは
「あんた、やっぱ当たりだわ」
と満足気に微笑んで自分で脱ぎ始めた。