私って、男運がないと思うんです
立食と言えど、このホテルの料理だと期待できそうだし、
これだけ人がいたら気を遣うこともないし、
純粋に食事とお酒を楽しんじゃっていいってことか、と納得して
「ありがとうございます!主要どころ紹介して下さい。さっさと挨拶してタダ酒楽しみたいです」
と並べられた料理を見て顔がゆるんだ。
その顔をみた岡田さんは苦笑いしつつも
「まぁ、じゃあとりあえずD社いるから、あっちから挨拶いくか」
と挨拶回りに連れ出してくれた。
一通り名刺交換を済ませ
リアンの方々のところに行ったところで
岡田さんが先方のお偉方に捕まった。
話長そうだし、もういいかなーと
薄情だけど岡田さんからそっと離れてズラッと料理が並ぶテーブルに足を向けた。