私って、男運がないと思うんです

「ちょ、冷たっ。いつから居たの」

「21時くらいから?帰ってきてくれてよかった。今日さ、咲季が帰ってくるかかけてきたんだ」
と、ふわっと微笑んだ。

私が好きだったその柔らかい表情に
胸が締め付けられた。

すると真弘は私の両肩に手を置き、自分の方に身体を向けさせ


「咲季、結婚しよう」

と言った。


「はっ!?」


驚きすぎてそれしか言えない私に、真弘はさらに続けた。
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