君の瞳を信じて。

約束

次の日の朝。

「優奈ーここ起こしてきて!あの子、まだ起きてないから」

「はぁーい」
早起きできる私に対して、心奈は早起きが苦手。なのに私より完璧に仕上げちゃって…
私は寝癖を直して髪をといて、ぐらいだけど、心奈は毎日違うヘアアレンジしていって…大変だねぇ。

「おーい、心奈!起きて!」

「ん~何時…?」

「もうとっくに8時!遅刻するよ~置いて行くよ?」
このまま走らないと遅刻する可能性もある。どっちにしろ私は一人で行くことになるし、別々に行っても結果は変わらないんじゃ…

「!それはだめ!」
やっと眠気が覚めたのか…

「早くしてね!じゃないと置いて行くからね!」

「はいはぁ~い」

…約20分後。

「優奈…おまたせ…」

「遅い!ダッシュだよ!」
寝坊したにも関わらず、ご丁寧に編み込まれた髪。すごい…私にはきっと無理だね。

あ、とっとと行かないと遅刻しちゃう!

「「行ってきまーす!」」
私達は家を飛び出した。
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