出会い系で出会った男たち 2
ということで手を繋いだままお酒を飲むことにしたわたし。

ロックだろうが水割りだろうがこの状態じゃ酔う気がしない。

主張が通って気分よくなったわたしは一気を自主的にしました♪

わたしの酒の強さ、なめたらあかんぜよ。



でもそんなわたしの耳に聞こえたのは不幸の言葉。


「じゃ、2回目しようぜー。」

タロウです。

黙れ!!!!



ということで割り箸を集め引きました。


見事にわたしの引いた割り箸に“王”と書いてありました♪

やった!!最高!!

よし、時間稼げる!!!!


ということで「王様だ~れだっ」って言葉で勢いよく手を挙げたわたし。

ニヤニヤとヒヒルな笑顔を浮かべるわたし。

本物の変態のようです。



「えっとぉ~なんにしよっかなぁ~♪♪」

こういうの決めるのドキドキします。

というか時間がかかるものにしなきゃいけんと思ったわたし。

周りの早くしろって言葉を無視して考えました。


「うん、決めた♪えっとね~、1.2.3番が~…」

と言った瞬間全員からツッコミを受けました。


「おいっ!!!」

って。

そりゃそうですよね。

わたし以外の全員を指名してますから♪



「別に決まりないやん。で、1,2,3番に指令を与えます♪1番はわたしのタバコ買ってきて♪お金払うけん。で~、2番はスルメ買ってきて♪で~、3番は日本酒人数分買ってきて♪」


そうです。

地理を知り尽くしてるわたしは近くにタバコの自販機がないこと、そしてコンビニがないことを知ってたのです。

3人出て行く。

そしてそのすきにわたしも…。
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