出会い系で出会った男たち 2
「この歳でアニメとか見ないよ…」


『は?歳とか関係なくない?わたし50過ぎてもドラえもん見るし!!バカにしてんの?????』


意味なくキレ始めたわたし。

でも気付きました。

コウイチの車がまたショッピングモールに向かってるのを。

きっと残り時間はわずかです。

オタクに思いっきりなりきろうと考えました。


「いや…バカにはしてないけどついていけないかも。エリカは彼氏とかいないの??」


『二次元のものにしか興味がない。たとえばキラとかLとかめっちゃラブだし~♪ヒイロユイとかアムロレイも好き♪』


もうガンダムキャラまで出す始末。

つーかわたしって…ホンモノのオタクじゃない…よね??


「もうなんか…すごいね。多分俺ら合わないね。」


『二次元のオンナとか興味ないの??』


「現実がいい…。」


『寂しい男だね。』


「いや、エリカが寂しい女だと思うよ。いい匂いするのにもったいない。こんな話する子じゃなかったら足とかうなじとか匂いたかった。」


…(´・∀・`)

そりゃ間違いねぇ!!

だけどなんだ最後の!!

キモイ!!!!

そういや匂いフェチとか言ってたな。

ここはもちろん…


『そう?超満足だけど?』

匂いの話は超スルー♪

「なんでスタビしたの??メールは普通だったじゃん。」


『なんで理由いわなきゃいけないの?あなたコナンですか??まさか推理ですか??金田一少年ですか??』


「…アハハ。」


コウイチ笑うしかないようです。

そしてわたしは1人でドラえもんについて語りました。


『映画での名作は日本誕生は雲の王国か竜の騎士だよね。』


コウイチ、シカト!!

わたしシカトされました!!
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