出会い系で出会った男たち 2
『え?チーター??水前寺清子かて!!』


と我が故郷の芸能人である水前寺さんを出すわたし。

タツキがすごく苦しそうです。

チーターと水前寺さんが繋がってちょっと楽しくなったわたし。


「でもえらい個性的なオシャレだね。」


『知らないの?アフリカではみんなこの格好なんだよ。』


「アフリカよく行くの??」


…どうやらツバサは天然らしいです。

発言の数々がおかしい。



『アフリカにばっかり行ってたらインディアンに感化されちゃうよ。嘘つけない♪』


「あの人たち黒いよね。」


もうお願いします。

わたしをこれ以上苦しめないでください。

あの人たち黒いよねだなんて当たり前の発言だろうけどこの場でこんな言葉が出てくるとは思いませんでしたのえまたニヤけてしまいました。


『黒いというかあの人たち体に墨塗ってるからね。』


「へぇ。てかどっか行こうか。」


わたしといるのが恥ずかしいのでしょう。

相当目立ってますし視線もすごかったですからね。

この場を去ろうとしているツバサ。

そんなわけにはいきません。

2人っきりには今回ならない。

だってあんなノリノリなメール送ってたわたしですもん。

勘違いされててラブホオッケーなんて誤解されちゃたまりませんもの。


『えっ、このショッピングモールウロウロしようよ(・∀・)』


ノーと言ってくれ、頼む!!

心の中でずっと願ってました。
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