出会い系で出会った男たち 2
『てかずっと前にいたじゃん。話しかけてよ。メール返さんし。』

笑いながら冗談で言われたと思ったでしょ??

これ、キレられながら言われたんです。

怒り口調で。


「だって合ってるか自信なかったんだもん。緊張もしてたけん。」


『へぇ、緊張とかするんだ。』



なんか…なんか…むかつく♪

飲みたくない、こいつと2人で。

若干上から目線のような気がする。


「緊張くらいわたしにもさせてよ。」

あえて下手にでたわたし。

でもいくらドMでもクニオに従ったりはしたくない。

選ぶ権利をください。



『へへへ、一応人間だしね、キキも。』


キーモーイー!!!

へへへって笑い方がキモイのが1つ。

そして同時に手握ってきたぁ~((((-ω-;)))

きーもーいー!!



「つーかどこで飲む?」

手汗が伝わる。

きもい、わたしの手にクニオの手汗が。

まじ無理。

この手でビールのグラス持ちたくない。

タバコくわえたくない。

まじ無理。


会って2分で帰る口実を考え始めました。
< 215 / 245 >

この作品をシェア

pagetop