出会い系で出会った男たち 2
「じゃ、どっか店入ろっか。」


しょうがないのでさっさと店入ってさっさと帰ろうと思い、声をかけました。

こんな人の多い街中のコンビニ。

知り合いに見られて友達と思われたくないと酔ったわたしの頭は考えていました。

外見じゃ決めちゃいけないってママに教わって育ったけど、しょうがないよ!!!

今回は。



そしたらこのメンズは耳を疑うことを言いました。


『俺、あんま金ないったいね。だけん水だけ飲むけん。』


パードゥン??

なんか空耳が聞こえました。


「水ったい…。」


苦笑いするわたし。


『うん、そしたらタダたい。』


ヴァカかてめぇは。

チャージとかおとうしというのを知らねぇのか!!

つーか水しか飲まない相手と一緒にいて恥ずかしい思いをするのは誰だと思ってんだよ!!


わたしだよ。
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