出会い系で出会った男たち 2
「あぁ?駐車料金払え?」

クズ発揮です。


『お前のせいで街の高い駐車料金がかかるだろ。家おったら何も金いらんかったっちか。』


なんてこったい。

こいつはきっと歯茎の矯正をするために金を貯めているから貧乏なのかもしれない。

そう思い始めたわたし。

でも、金なんて払いたくない。

ケチとかじゃなく、なんかこいつに金渡すなんてわたしの小さな小さなプライドが…ねぇ。。。



ガンッ。


あ…つい頭にきちゃって横にあった自販機をグーで思いっきり叩いてしまったわたし。

物にあたるなんてサイテーですたい。

でも、我慢ができずに。

この目の前のクズ1を殴らなかっただけマシだと思ってください。


叩いて無言でクズ1を睨むクズ2のわたし。


『お前、まじ頭悪そうよね。早く金払えて。』



「お前に払う金は一銭もないんだよ。そんな金ないなら街中の自販機の小銭見て下みて小銭拾え。駐車料金くらいなるんじゃ?」



『はぁ?なんで俺がそんなめんどくさいことせなんとや。』



「じゃあ普通に帰れよこのクズ。」



あぁ、ついに言ってしまった、クズと。

つい♪
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