出会い系で出会った男たち 2
『ゴメン、あの画像ネットで拾ったもので。今まで本物送ったら全部返事こないから…。タツキに会いたかったの!!好きなの!!』


そう言って抱きつかれたタツキ。

季節は秋。

なのにすごく汗くさかったそうです。



「嘘ついてたんだ。そんな子、俺嫌いだよ。」


タツキは顔面蒼白になりながらも口を開いたそうです。

その瞬間、タツキの唇にかぶりついたユウコ。

必死で突き放すのに重心をかけられ、押し返すのに思うようにならないユウコ。

それほど重いユウコ。



タツキはそのとき三途の川がなんとなく見えたと言ってました。



やっと離れたユウコは


『ホテルで続きしよ♪』

とまた抱きついてきたらしいです。



絶 対 無 理 。

完璧にそう思ったタツキはかなり悩んだ挙句トイレと言ってコンビニに入ったそうです。



本当にトイレに入り、考えるタツキ。

助けを求めるためにわたしに電話をするが出ないわたし。

絶体絶命。
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