出会い系で出会った男たち 2
「ごめん、ユウコ!!友達との約束時間間違えてていまからだった…。埋め合わせまたでいいっしょ??」


そう言ってさっきのコンビニへ車を動かすタツキ。


『…嘘でしょ。どうせわたしが太ってるからなんでしょ?』


完璧にバレてたそうです。


「…だってユウコ嘘ついてたじゃん。なんでバレる嘘つくわけ?最初から言ってよ。」


『じゃあ最初から言ったら会ってくれた?わたしはタツキの写メに一目ぼれしたから…。ほら!!』


そう言って見せられた携帯の待ちうけ。

それはタツキが送ったタツキの写メだったそうです。


「ちょ、困る!!まじ消してよ!!」

焦ったけどユウコは泣きじゃくり始めたらしい。


『ひどいよ。誰もわたしの中身を見てくれない…。』


そんな中でも進んでた車はいつの間にかあのコンビニに。


「中身…嘘つきじゃん。中身見て欲しいなら本当の姿で勝負したら?」


結構ズバズバというタツキさん。


『でも本当の姿見せたら会ってくれないでしょ?わたしどうしたらいいわけ??』


「…痩せたら?」


そう言ったらユウコはタツキを見て思いっきり殴ったらしいです。

そして車を降りたらしいです。


あっけにとられたタツキ。

ヒリヒリする頬のまま車を動かし、わたしの家の方角へ向かいました。


「あの…今終わったから飯でも行かない??」


タツキのその誘いを受け、わたしは迎えにきてもらうことに。
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