スイッチ
ーーーどうしよう
一緒に帰るなんて、今迄は別に普通で意識なんかせず帰ってたけど、よく考えたら二人だよね?
隣を歩いて帰るんだよね?
良く考えたら、すごいことだよね?
今迄の当たり前が、私の気持ち次第でこんなにも変わるんだ、、、
「、、美、、宇美?宇ーー美!!」
「ん?」
どうやら聡君に呼ばれていたみたいだ
「またかよ、またさっきの悩み事なわけ?
いい加減勿体ぶってないで、全部俺に言ってみれば?」
呆れた顔をした聡君は、今度はお兄ちゃんの顔になっていた
だからかな
私の口はたまらず、恥ずかしさなんて忘れて、今現在陥ってしまっている状況をポツポツと話し出してしまっていた、、、