スイッチ




「…………お前、実は水原のこと好きだろ?」


「はっ!?何でだよ!?」


予想外の言葉に、今着替えようと手に持ったシャツを落としてしまった



「よく水原の話するし、よく心配して世話してるの見るし………

いつも水原のこと優先するだろ?

俺は結構前から好きなんかな?って思ってたけど、違う?」



「それは……別に好きとかじゃなくて、幼馴染で妹みたいな存在だからだよ」



そう、宇美はずっと妹みたいなもんだったんだから




「ふーん
別にいいけどさ、吉田、水原のこと結構マジみたいだから、気をつけろよ?」


えっ……



「気をつけろって…………」



「そのまんま

可愛い幼馴染、取られないように気をつけろよ」



そう言って、着替え終わった奴はロッカールームを出て行った、、、

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