スイッチ



「ま、運動したくなったらいつでも付き合うから声かけろよ」



向かいに座った淳にまた頭を撫でられた



「ありがとう!」






そうして会話をしている内に注文していた料理が運ばれてきた



「美味しそ〜!!」



食べたかったパンケーキの登場に、私のテンションはマックスになった



「本当甘いの好きな」



「大好き!!」



「………そっか、良かったな」



それから、急に淳の口数が少なくなる


どうしたんだろ?と思い



「淳、ハンバーガー美味しい?」


と声をかけると



「ん、美味いよ」



と、美味しそうにハンバーガーを口にしているので、違和感を感じたのは私の気のせいみたいだ



「淳もハンバーガー好きだよねー!

いつも食べてるイメージあるもん」



「うん……好きだよ」



そう、こちらをしっかり見て言った淳


ハンバーガー、本当好きなんだな〜



「そっか!じゃあ、いっぱい食べてね!」



満面の笑みで答えると、



「……うん」



何故か歯切れの悪い返事をした淳だった
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