声にできない“アイシテル”
 だけど。

 こいつらは許されないことをした。


 もう一度、全員をにらみつける。

「でもな。
 その権利は“好きな人を手に入れるために、人を傷つけていい”ってことじゃないんだっ!」


 愕然とする5人。



「二度と余計なことはするな。
 さっさと行っちまえっ!!」



 俺の怒りにおびえながら、彼女たちは足早に去っていった。



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